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岩手で初のクラスター認定…8人中4人は消防署分署、3人は飲食店の関係者

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 盛岡市保健所と岩手県は11日、新型コロナウイルスに8人が感染したと発表した。1日あたりの感染者数としては過去最多。このうち4人は、9日に感染が確認された盛岡地区広域消防組合の男性職員(40歳代)の同僚。また、3人は、10日に感染が確認された女性店員(30歳代)が勤める飲食店の経営者と同僚。県はいずれもクラスター(感染集団)と認定した。クラスターの認定は県内で初めて。

 県内で感染が確認された人は計41人となった。

 同消防組合では11日、40歳代、30歳代、20歳代の男性職員3人(いずれも盛岡市在住)と滝沢市在住の男性職員(20歳代)の感染が判明した。消防組合によると、9日に感染が確認された男性職員を含め、5人とも盛岡中央消防署葛巻分署(葛巻町)に勤務している。11日に感染が判明した40歳代男性は、最近、3件の救急搬送に関わっていた。

 葛巻分署は、勤務する21人全員が自宅待機などで出動できない状態で、災害発生時は町外の消防署から応援を得る。同組合の石井健治消防長は記者会見で「葛巻町を守る観点は職員が入れ替わっても変わらない。分署に出入りする人は不安もあると思うので、保健所に問い合わせて不安を解消してほしい」と話した。

 一方、市保健所は11日、クラスターが発生した飲食店を「海鮮季節料理おおいし」(盛岡市菜園)と公表した。同日に感染が確認されたのは、経営者の男性(60歳代)と、店員の40歳代と50歳代の男性2人(いずれも盛岡市在住)。今月2~9日に訪れた客は最大200人にのぼるとみられ、市保健所は最寄りの保健所に相談するよう呼びかけるため、店名の公表に踏み切った。

 市保健所によると、同店では、ほとんどの店員が接客時にマスクをしていなかったという。市保健所は同店に営業自粛を依頼し、店は10日夜から休業している。

 女性店員は11日に感染症指定医療機関に入院した。最近は県外に出ていないが、1、4、6日に県内で友人や同僚と会食しており、職場か会食での感染が考えられるという。市保健所は女性の濃厚接触者の同居家族1人などを検査している。

 11日にはこのほか、久慈市在住の男性公務員(20歳代)の感染も判明した。県は12日に詳細を発表する。

 一方、10日に県内33人目として感染が確認された盛岡市の男性会社員(40歳代)について、市保健所は男性が11日に感染症指定医療機関に入院したと発表した。男性は4、5、8日に発熱。10月21日と同27、28日に県外から来た出張者と仕事をしていた。濃厚接触者である同居家族1人と職場の同僚5人は全員陰性だった。

 県内では8月26日、遠野市の男女5人を含む6人の感染が確認されたが、県は、5人は家族内での感染だとしてクラスターに認定しなかった。県と盛岡市保健所は、ここに来て特に同市で市中感染のリスクが高まっているとして、改めて注意を呼びかけている。

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