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感染者や医療従事者へのネット中傷と差別、AIで監視・投稿保存…福井で全国初

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 新型コロナウイルスの感染者や治療にあたる医療従事者への誹謗ひぼう中傷や差別を防ごうと、福井県は11月から、AI(人工知能)を活用してインターネット上の投稿などの監視を始める。マンパワーをかけることなく多くのウェブサイトを確認する態勢を整えることで、心ない人らから寄せられる<言葉の攻撃〉を封じ込める狙いだ。(今村真樹)

 県によると、専門の業者に委託し、ツイッターやインターネット掲示板の投稿の中から、「コロナ」や「県内の地名」といったキーワードを自動で検索。抽出した書き込みが中傷や差別にあたるかどうかをAIに判定させた上で、担当者が一つずつ実際に読み、もう一度判断する。

 AIと担当者がともに「中傷にあたる」と判断した投稿は、画像化して保存。中傷被害を受けた感染者らが申し立てをすれば開示し、削除依頼や民事訴訟などの際の証拠として使えるようにする。職員でチェックしようとすればかかるであろう膨大な労力が省ける上、100か所以上のウェブサイトを常時確認できるようになるという。

 こうした監視体制の強化に加え、被害者らへのサポート体制も充実。書き込みの削除を求める際に、専門業者を紹介したり、弁護士による無料相談が受けられるようにしたりするという。

 県によると、全国の都道府県で新型コロナウイルスの中傷・差別対策にAIを用いるのは全国初といい、杉本知事は「幅広く情報収集し、問題のある書き込みは証拠として残すことで、(中傷した人が)逃げられないようにしたい」と話した。

 被害相談は県人権センター(0776・29・2111)へ。メール(f-jinken@ceres.ocn.ne.jp)でも受け付ける。

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