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子どもの健康を考える「子なび」

医療・健康・介護のコラム

皮膚のトラブル(3)虫刺され 早めの治療重要

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 皮膚のトラブルでは、大阪医科大の森脇真一教授に聞きます。(聞き手・東礼奈)

皮膚のトラブル(3)虫刺され 早めの治療重要

 ピクニックやスポーツなどアウトドアを楽しむ機会がまだまだ多いこの時期、私たちの皮膚は多くの虫たちの格好の標的になっています。蚊、ブユ、毛虫、蜂による虫刺されが代表です。

 アカイエカなどに刺されると、かゆみのある赤みやポツポツ、水ぶくれができます。これが「 蚊刺ぶんし 症」で、ブユが原因の「 蚋刺ぶゆし 症」では、赤みと腫れが生じて強いかゆみが続き、時には硬い結節(しこり)ができます。いずれも虫の唾液に対するアレルギー反応で発症します。

 よく刺されるのは皮膚を露出した脚、腕、手足です。ステロイド外用薬(塗り薬)を使えば数日で治りますが、発疹が多いか、かゆみが強い場合は、かゆみ止めの飲み薬(抗ヒスタミン薬)を併用します。治りにくくなったり、とびひを合併したりしないよう、早く治療を始めることが重要です。

 毛虫皮膚炎は、チャドクガなどの幼虫の 毒針毛どくしんもう が皮膚に付着して起きます。公園や庭木の下で遊んだ後などに、肌が露出した部分に赤くて痛がゆいポツポツが多発しますが、毒針毛が飛散して洗濯物に付着すれば、衣服で隠れる部分に発疹が生じることもあります。治療には強めのステロイド外用薬と抗ヒスタミン薬を使います。毒針毛が触れたと思えば、すぐにセロハンテープで取り除き、早めにシャワーなどで洗い流してください。

  蜂刺はちし 症では刺された部分が蜂毒のアレルギーで赤く腫れ、痛みを伴います。強めのステロイド外用薬を使い、症状が強ければ少量のステロイド内服薬を併用します。何度も刺されると、まれに危険なアナフィラキシーショックに陥るので、元気がない、息が苦しそうといった普段と異なる体調不良のサインを見逃さないよう注意しましょう。

【略歴】
森脇真一(もりわき・しんいち)
 皮膚科専門医。大阪医科大卒。京都大、浜松医科大などを経て2009年から現職。医学博士。

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