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持病の痛み、長期の闘病を苦に…高齢者の自殺動機「身体の病気」最多

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 政府は27日午前、2020年版「自殺対策白書」を閣議決定した。高齢化が進む中、19年までの11年間に自殺をした65歳以上の高齢者について初めて動機(複数回答)を分析。最も多かったのが「身体の病気」で全体の46%を占め、ほかに「うつ病」や「家族の死亡」、「介護・看病疲れ」などが挙がった。

 白書は、09~19年の自殺者のうち、65歳以上の高齢者で動機が分かる人(約6万4600人)について分析した。「身体の病気」は約2万9400人で、がんなど持病の痛みや、長期の闘病を苦にしたとみられる例があるという。65~74歳の女性はうつ病(46%)が最も多かった。

 19年の高齢者の自殺者は6475人で、自殺者全体の約3割にあたる。厚生労働省は自殺予防策として、患者の悩みに気づきやすいかかりつけ医向けの研修にも力を入れるという。

 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大が一因となり、自殺者の総数は7月に対前年比で増加に転じた。80歳以上は7~9月、1か月200人を超えており、特に9月(218人)は昨年同月比で1割増えている。

 厚労省は、悩んでいる人らに対し、こころの健康相談統一ダイヤル(0570・064・556)の利用を呼びかけている。

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