感染症
シリーズ
「夜の街」と呼ばれて<6>数字が独り歩き 悪印象に

集中的な検査で感染者を減らした東京都新宿区長の吉住。「感染拡大期の大きな数字だけが独り歩きしてしまった」
「新宿は今、『感染のまち』のイメージが定着している」。新型コロナウイルスの感染が拡大した日本有数の歓楽街・歌舞伎町を抱える東京都新宿区。区長の吉住健一(48)は、区議会に提出する議案を説明する9月の記者会見で突然、そう切り出した。
吉住は6月から、感染者が多く出たホストクラブの代表らと対話を繰り返した。適正な対策をとれば、感染者が出ても店名を公表しないとしたうえで、疑いがある場合は積極的に検査を受けることを求めた。
6~9月、ホストらだけでなく、新宿区内の一般の飲食店の従業員も合わせて2700人以上が検査を受けた。
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