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京都の新人舞妓「期待裏切らない踊りをしとおす」…待ちに待った初舞台を特別公演で

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 新型コロナウイルスの影響で初舞台を踏めずにいる京都五花街の新人舞妓まいこらを集めた特別公演が、11月23日に京都市の先斗町ぽんとちょう歌舞練場で開かれる。伝統芸を受け継ぐ次世代の育成に向けた初めての試みという。

昨年の「都の賑い」のリハーサルに臨む舞妓たち(2019年6月28日、京都市で)

 花街文化の保存継承に取り組む公益財団法人「京都伝統伎芸ぎげい振興財団(通称・おおきに財団)」が企画。

 五花街では今年、春(3~5月)と秋(10~11月)の舞踊公演が全て中止となり、6月の五花街合同公演「都のにぎわい」も取りやめに。昨年以降デビュー(店出し)した新人舞妓は稽古の成果を披露する機会を失った。芸舞妓が接待するお茶屋も、自粛期間を経て6月頃に営業を再開したが、宴会を楽しむ客は少なく、苦境が続く。

 特別公演は、先輩芸妓らから伝統芸の継承を危ぶむ声が上がり、開催が決まった。舞台未経験の17人を含む計25人の舞妓が「祇園小唄」や「京の四季」など、駆け出し時代に披露する機会の多い舞を上演する。

 4月に初舞台を踏む予定だった宮川町のとしえりさん(16)は「きれいな舞台に立つのが憧れ。期待を裏切らないような踊りをしとおす」と意気込む。

 五花街の一つ、祇園甲部の舞の師匠で、人間国宝の京舞井上流五世家元・井上八千代さん(63)は「舞妓は舞台や座敷で芸を見てもらうことで大きく成長する。今回の公演は貴重でぜひ見てほしい」と呼びかける。

 公演は有料(観覧料5000円)で、午後0時30分と3時30分の2回。感染対策で定員を座席の半分の約250席に制限し、オンライン配信も予定している。問い合わせは財団(075・561・3901)。

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