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スキー場や温泉でワーケーション、ホテルは「予想以上の反響」

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屋外のテーブルやテント内でパソコンに向かう試験ツアーの参加者たち(6日、丸沼高原スキー場で)

 都心のオフィスではなくリゾート地に滞在しながら仕事をする「ワーケーション」に注目が集まっている。泉質に優れた温泉やスキー場が多数ある群馬県でも、新型コロナウイルスの感染拡大が生んだ新たな需要を獲得しようと、観光業者が受け入れ準備を進めている。(鈴木史生)

■標高2000メートルの大自然

 東京都内から約2時間半で標高2000メートルの環境が楽しめる丸沼高原スキー場(片品村)では5~8日、雪のない斜面を利用したオートキャンプ場に滞在する「アウトドアワーケーション」の試験ツアーが行われた。モニターとして参加した4人は、テントで寝起きしながらパソコンで仕事をしたり、日光白根山のトレッキングで気分転換をしながら自然を満喫したりした。

 参加者でフリーランスでウェブ制作を行う東京都世田谷区の女性(26)は「自然の中で仕事ができるのはとてもいい。自分で予定を組まずに済むのは楽だし、オンとオフの切り替えもしやすい。需要は多いのではないか」と笑顔で話した。

 このツアーは、登山者向けアプリを提供するIT企業「ヤマップ」と大手旅行会社「クラブツーリズム」が、来年春以降の商品化を狙って企画したものだ。スキー場の担当者は「平日の稼働率向上にもつながる。観光業のノウハウを生かし、ワーケーションの受け皿になっていきたい」と手応えを感じた様子だ。

■無料で湯めぐりも

 ワーケーションは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせた造語だ。作業効率が向上し、新たな発想が生まれるなどの利点もあるとされる。「働き方改革」が進む中、テレワークの一環として注目され、コロナ禍で落ち込んだ宿泊需要の下支えになると期待されている。

 群馬県内でも、各観光地がプラン作りに乗り出している。万座プリンスホテル(嬬恋村)は8月から、素泊まりで3連泊から利用できる「湯ったりワーケーションプラン」を用意。1泊当たり1万500円で38平方メートルと広めの部屋に滞在でき、周辺の宿泊施設の温泉を3か所無料で回れる「湯めぐり手形」も付く。夕食と朝食は2割引きだ。同ホテルは「平日から1人で滞在して仕事を済ませ、週末に家族と合流する利用客もいて、予想以上の反響だ」と驚いている。

 一方、尾瀬岩鞍リゾートホテル(片品村)が6月に始めた「テレワーク応援プラン」は、素泊まり1泊1人当たり7700円(3人以上で1室利用)の料金で、宿泊用とは別に空室を仕事用に提供。家族と滞在しながら仕事に専念できるといい、「ホテルの温泉は入り放題。Go To トラベルも使える」とPRしている。

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