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広い日本をカバーするには「接ぎ木」が必要

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

宮崎医大地域枠の大幅な引き上げが報道されましたが、博多、大阪、関東の幾つかの都市以外は人口減少フェーズに入っている中で、単純に総合診療専門医と地域枠に答えを求めて続けて良いのかどうなのでしょう?

10年前後の拘束時間を勘案して、地域枠や自治医大の卒業生はキャリア全体を考えますし、全体で同じ仕事をシェアする非地域枠医師もその影響を受けます。
中間キャリアである専門医資格を超えれば、その次のキャリアの自由度も上がりますし、今後不人気な専門科ではそれらの人々に便宜を図ると思います。

臨床医療は政治の従属物の側面もありますが、キャリアの出口政策や育児出産も含めてより優秀な人材の集まる制度への改編していかないと離脱者が増えてしまうと思います。

いまどきの若者に地域都市耐性や超長時間労働耐性は計算が立たず、学力のある子供も関東近郊に増えてますから、優秀な医療労働者人口確保には、遠隔拠点の設立など地方都市の一部機能を関東や関西に引っ越す方が楽だと思います。

これも机上の空論ですが、実行フェーズ上の諸々を織り込んで、知事や役人から指示を出していただければ、地域医療の再生も早まると思います。
新型コロナをきっかけにでも動き出すといいですよね。
地方と都心、若者と老人、モノの考えや行動原理の存在比率の違う生命を併存させるには接ぎ木するシステムをデザインし、流布する作業が不可欠だと思います。

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