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「リアルガチで人生広がる」…出川哲朗さんが電動車いす利用を呼びかけ
高齢者の移動手段として期待される電動車いすの普及を目指す経済産業省の「のろーよ! デンドー車いす」プロジェクトの発表会が21日、都内で開かれ、アンバサダーに就任したタレントの出川哲朗さんが、電動車いすのメリットをプレゼンし、理解を呼びかけた。
佐藤啓・経済産業大臣政務官が、「電動車いすは、元気に活動するための乗り物」と紹介した後、電動車いすに乗った出川さんが登場し、「本人が出かけたいとき、すぐに出かけられる、高齢者に優しく便利な乗り物です」とPR。利用者への取材を通して、「外出が楽しくなったという声を聞きました。本物の笑顔を見ることができて、私もいつの間にか本物の笑顔になっていました」と話した。
内閣府の高齢社会白書によると、75~79歳の45.7%が自分で自動車を運転して移動、80歳以上になると自分の運転は減るが、家族などの運転する自動車が増え、36.1%となっている。同プロジェクトは、高齢者の運転の不安と免許返納後の不便を解消する自由な移動手段として、電動車いすの普及を目指す。また、新型コロナウイルス感染防止のため、高齢者が公共交通機関の利用を避け、社会との関わりが減っていることから、それに代わる移動手段として電動車いすの利用を提案している。
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