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弘前の飲食店クラスター、接触者は十分に確認できず…さらに広がる警戒感

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 青森県は17日、県内で17人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、県内の累計感染者数が100人となったと発表した。県が1日に発表する新規感染者数が15人を上回るのは、3日連続。県内2例目のクラスター(感染集団)の発生した弘前市内の飲食店に絡む感染者が商業施設や町役場に勤務していたことも明らかになり、感染拡大への警戒感が一層広がっている。

 青森市保健所、弘前、五所川原両保健所の各管内に居住する10歳未満~80歳代の男女が新たに感染していた。このうち、弘前管内の20歳代の男性は、クラスターが発生した弘前市内の飲食店の従業員だった。飲食店の従業員は、25人全員の検査が終わり、8割を超える21人が陽性となった。

 飲食店の利用客は、新たに9人が検査で陽性となり、飲食店の従業員と客の感染者は52人となった。感染の疑いのある期間に店を利用した約180人のうち、検査が確認されたのは32人にとどまる。利用客の接触者についても十分に確認できていないといい、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「次のクラスターが出る可能性は相当ある」と述べた。

 一方、厚生労働省に要請していた専門家チームについては、週明けの19日にも派遣される見通しとなった。

 また、飲食店関係者が津軽地方の商業施設などに出入りしていたこともわかった。

 JR弘前駅前の再開発ビル「ヒロロ」を運営する「マイタウンひろさき」は、商業テナント勤務の従業員が、クラスターの発生した飲食店にも勤務していたと明らかにした。このテナントは17日から臨時休業となった。鰺ヶ沢町も同日、50歳代の男性職員が感染していたと発表。職員は10日に飲食店を利用していたという。週明け以降、町は職員が半分に分かれて交代で勤務することにして、男性職員と接触した可能性のある職員は自宅待機とする。

 深浦町で温泉旅館を運営する「黄金崎不老不死温泉」は17日、職員1人の感染が16日夜に確認されたと発表した。濃厚接触した従業員はおらず、営業は継続する。

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