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宋美玄のわーままクリニック

医療・健康・介護のコラム

緊急避妊薬が薬局で買えるようになって困ることはありますか?

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リプロダクティブヘルス・ライツの重要な要素

 女性の健康を守る産婦人科医の中にも、緊急避妊薬が薬局で買えるようになることに対し、公の場で慎重論を唱える人たちがいます。「そもそも、女性の知識が足りないのが問題」「性暴力の被害者が、病院を受診する機会が失われる」「薬剤師には荷が重い」などが、その理由に挙げられています。前の二つについての私の考えは、すでに言及した通りです。薬剤師については、医師と同様に専門教育を受けた国家資格ですし、質にばらつきがあるのは医師も同じです。必要な注意事項の説明を徹底するシステムを作ることは可能だと思います。

 前述の有志によるアンケート調査では、「緊急避妊薬が薬局で買えるようになるのが望ましいか」という質問に対し、66.6%の産婦人科医が、「そう思う」「非常にそう思う」と答えています。避妊法へのアクセス改善は、リプロダクティブヘルス・ライツの重要な要素ですので、産婦人科医の発言は、慎重で、十分に論理的であるべきだと、一産婦人科医として思います。

 これまでの経緯から、すんなり、緊急避妊薬が薬局で買えるようになるのか、まだ確信が持てませんが、本当に実現すればとてもうれしいことです。そして、このことが話題になるのをきっかけに、緊急避妊薬以外の避妊法についても、正しい知識が周知されれば幸いです。(宋美玄 産婦人科医)

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宋 美玄(そん・みひょん)

産婦人科医、医学博士。
1976年、神戸市生まれ。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)など。 詳しくは宋美玄オフィシャルサイト

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2件 のコメント

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犯罪被害者を守るためにも

薬局での緊急避妊薬販売に一票

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 薬局での緊急避妊薬販売について、まずは性暴力被害者を、望まぬ妊娠から守ることを第一に考え、できるだけ早く薬局での販売許可をする必要があると思います。これは重要な人権問題です!
 宋医師が紹介されているように、性暴力の被害者からの告発が、非常にまれであることは大きな要因です。実際、警察や病院受診に時間がかかることなどを考えあわせ、また現実に、加害者が恋人や家族であったりし、被害に感情や生活問題が絡んでいる、という事情があるでしょう。
 緊急避妊薬を入手容易にして、まずは被害者の体を守ることが先決です。中絶などは、その後、被害者の方の健康に悪影響を及ぼし、以降の妊娠にもかかわり得ます。議論されているような周辺問題は、追って対策を打つべきでしょう。

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誰かが得をすれば誰かが損をする。
それが社会の仕組みです。
社会が善人だけで構成されていない以上、1人の人間の中に天使と悪魔が同居する以上、政治的問題は避けて通れません。

お一人様が増えているのに、教育体制も不十分なのに、アフターピルなんかいるのか?
そんな一つ一つの議論の中に、正論もあるので、攻撃的な物言いは良くないでしょう?
一方で、様々なエゴを認めつつ、性的被害者の被害を少しでも減らすという観点のエゴを大きくするのが大事なのではないかと思います。
遠隔画像診断だって、結局、地域のメンツや司法も絡んだ諸々の問題の為になかなか進みません。

僕自身も、なかなか、やりきれない問題で悩んだこともありますが、おそらく論理的に正しい意見と同時に、論争の相手である個人や組織を政治的に納得させる条件も大事になるのではないかと思います。
アフターピルが、販売後短時間のみ使用可能なら悪用しづらいかもしれませんね。
他にも、何らかのくくりがあれば、多少はマシになるかもしれません。
衆知を集めることが大事だと思います。

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