医療ルネサンス
読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。
医療ルネサンス
若年性パーキンソン病<6>服薬と運動で前向きに
Q&A 順天堂大脳神経内科准教授 西川典子さん
若年性パーキンソン病について、順天堂大脳神経内科准教授の西川典子さんに聞いた。
――どんな病気ですか。
「脳内で『ドーパミン』という神経伝達物質が作られなくなる病気です。原因はわかっていません。〈1〉手足の震えや筋肉のこわばりが出る〈2〉うまく歩けない〈3〉姿勢を保てない――といった症状が特徴的です」
「高齢者に多いのですが、40歳以下で発症することもあり、若年性パーキンソン病と呼ばれています」
――治療法は。
「完治はできませんが、服薬でドーパミンを補充し、体の動きを良くします」
「代表的な薬は『レボドパ製剤』です。薬の成分が脳内でドーパミンに変化します。このほか、脳内でドーパミンを受け取る部分を刺激する『ドーパミンアゴニスト』、ドーパミンの分解を妨げる『MAO―B阻害薬』などもあります」
――薬を飲み続けていて、問題はありませんか。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】