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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

かんたん柿のコンポート風…冷凍して柿の繊維を破壊

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 旬のフルーツは季節を感じられる食材のひとつで、年代を問わず好まれるものです。

 特に秋のフルーツは、種類も豊富なうえ価格も手ごろなので、購入しやすいのではないでしょうか。私も集団調理の献立作成業務をしていた時には、秋の果物は種類が多く、献立にどれを使おうか楽しく選ぶことができました。

 その中でも熟した柿は、軟らかく、食べやすいものです。ここでは、柿が熟すまで待たず、軟らかくする方法をご紹介します。作り方はとても簡単で、いつも通りに皮をむいて冷凍するだけです。冷凍することで柿の繊維が破壊され、解凍すると軟らかな食感になります。

 柿を切るときに、繊維を断ち切るようにカットすれば、さらに口当たりがよくなります。

[作り方]

(1) 柿はへたをとり皮をむく。

(2) 1/6や1/8など、食べやすい大きさにカットし、ラップやポリ袋に包んで冷凍庫で半日以上凍らせる。

(3) 冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジの解凍モードを利用する。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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