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「ロコモ度3」って大変なの?

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新基準 受診の目安に

「ロコモ度3」って大変なの?「ロコモ度3」って大変なの?

    足腰が弱ってきたような気がする。大丈夫かな。

  ヨミドック  それなら、ロコモ度テストで調べてみてはどうですか?

   ロコモ度?

   ロコモは、足腰の筋肉や骨が衰えて、立つ、歩くといった機能が低下した状態を指す「ロコモティブシンドローム」の略称です。高齢者に運動機能を維持してほしいと日本整形外科学会が作った言葉です。ロコモ度は、その進行度を判定する基準です。

   どんなテスト?

   〈1〉どれぐらいの高さのイスから両脚または片脚で立ち上がれるかをチェックする「立ち上がりテスト」〈2〉大股で2歩歩いた長さを身長で割った値で評価する「2ステップテスト」〈3〉25項目のチェックリスト――の三つがあります。

 テスト結果に応じてロコモ度が判定されます。従来は、移動機能低下が始まった状態の「ロコモ度1」と、それが進行した状態の「2」だけだったのですが、学会が9月に、「より進行した状態」として「3」を新設し、3段階評価になりました。

   なぜ「3」ができたの?

   「3」は受診の必要がありそうな人です。ロコモが進んだ高齢者の中には外出などの社会参加が困難になるほど生活に支障が出て、専門医の診療が必要な人がいることが、学会の調査からわかってきたので、注意してほしいと新しい分類を作りました。学会の推計では、国内で約580万人が「3」に該当するそうです。

「ロコモ度3」って大変なの?

   大変だ。

   両脚で高さ30センチのいすから立ち上がれなければ「3」、2ステップテストの値が0・9未満、25項目チェックで24点以上でも「3」です。

 立ち上がりテストや2ステップテストは、ふらついて転倒すると危険なので介助者をつけて行いましょうね。

   「3」だったらどうしよう。もう手遅れ?

   いいえ。必ずしも、そんなことはありません。適切な診断に基づく治療を受け、筋力やバランス力を鍛えれば、高齢者でも回復が期待できますよ。

 学会の公式啓発サイト( https://locomo-joa.jp/locomo/ )で、ロコモ度テストの詳細や運動法を紹介しています。参考にしてください。

 (高橋圭史、取材協力=松本守雄・慶応大整形外科教授、大江隆史・NTT東日本関東病院副院長)

     ◇

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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