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医療・健康・介護のコラム

[俳優 木下ほうかさん](下)コロナ禍の自殺…うまくいっている人ほど絶望するんですよ。不思議じゃないですね

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 数多くのテレビドラマや映画に出演し、ちょっとイヤミな役で人気の個性派俳優、木下ほうかさん。コロナ禍での過ごし方や趣味のバイク、格闘技の魅力などをお聞きしました。最近、著名人の自殺が相次いでいますが、ほうかさんも一時期、「コロナうつ」のような状態になってしまったそう。どう乗り切ったのでしょうか?(聞き手・藤田勝、撮影・武田裕介)

[俳優 木下ほうかさん](下)コロナ禍の自殺…うまくいっている人ほど絶望するんですよ。不思議じゃないですね

2か月半も無職 メルカリにいろんなものを売り出し

――新型コロナウイルスが収束しませんが、もう仕事は以前のように?

 今は完璧に戻りましたが、2か月半ほどの間、無職。最初は散歩すらよくないみたいな感じだったので、食べて飲んで寝るの繰り返し。「ちょっとまずいなあ」と思って、自宅にあった縄跳びを始めたんです。縄跳びって、すごく体力を使うんですよ。やり過ぎて、縄跳びが切れたので、アマゾンで注文しようとしたら、売り切れ続出で買えませんでした。

 賢い人なら、その期間に資格の勉強をしたり、英会話やったりとかしたと思うけど、ぼくはそんなことはしないし、不安もありました。「まずいな、これ、ずっと続くかも知れない。収入、家賃がやばいな」と思って、メルカリにいろんなものを売り出していました。ぼくたちの仕事は完全な歩合だから、ショービジネスがだめになったら無収入です。最初に復帰できた仕事はバラエティー番組でしたけど、あれはありがたかったですね。

――ユーチューバーデビューも果たしましたね。

 友人のディレクターに、「コロナの今こそ、やるべきです」って、そそのかされてやったんですよ。ぼくが勝手に思いついたことを撮影だけして、編集はやってもらっています。期待したほど見られていないですね。

――でも趣味のバイクや格闘技など、ドラマでの役柄とはひと味違った一面が見られます。

 バイクで1回、当たったんですが、出演作の番宣をやったら、メチャクチャ視聴回数が下がったんですよ(笑)。1回でも下がると、ユーチューブってだめらしいんですよ。人工知能が判断して、検索しても上に来なくなるようで。

 だからもう開き直って、不人気でいいからやりたいことをやろうと、自分の献血の様子を撮影したんです。撮影許可もらって、「献血はこんな手続きして、こんなことしますよ」っていうのを。そういうプロセスをほとんどの人は知らないし、映像もないから、ぼくが自分でやったんです。

――ほうかさんのユーチューブの視聴者はどんな層ですか。

 40代、50代の男性のみで、若い人は皆無……らしいです。

週1で俳優仲間と格闘技 リアクション練習に最適

――キックボクシングなどの格闘技の練習は定期的に?

 週1ぐらい。格闘技好きの俳優仲間と、ゆる~く、けがをしないようにやっています。

――空手は学生時代からですね。結構、強い?

 もう56歳ですからね。その年齢にしては動けますけど、闘ったら1発でやられます。

――仕事と格闘技は関係あるんですか。

 男性俳優っていうのは殴ったり、闘ったりする場面がすごく多いんです。素人のけんか場面でも、通りすがりに殴られるにしても、そのリアクションの練習には格闘技が一番です。ダンスとか、乗馬とか、タップダンスとか、そんなん、ほとんど使えません。

――激しいアクションシーンも問題なし?

 つい先日、映画の撮影でメチャクチャやりました。今トップクラスのアクション俳優と結構やれたんですよ。互角に。

――体を動かすのが好きなんですね。

 いや、好きじゃないですね。よく誤解されますけどね。ぼくらは、体が動かせないと仕事を続けられないじゃないですか。だから、嫌々やっているところがあります。できれば何もしたくない。遊んで暮らしたい(笑)。みんなランニングが好きでしょ。ぼくは大嫌いなんです。単純だから。ランニングするぐらいなら、何か工夫してやりたい。

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