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コロナ下の児童虐待、最悪ペース…上半期1割増の9万8814件

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 新型コロナウイルスの感染が拡大した今年上半期(1~6月)に、全国の児童相談所が対応した虐待は9万8814件で、前年同期より1割増えたことが厚生労働省の30日の発表でわかった。過去最悪だった2018年(15万9838件)を上回るペース。

 月別では、3月(2万3601件)が最多で、前年同月比で18%増えた。全国に緊急事態宣言が出た4月(1万4475件)は4%増、5月(1万3462件)は4%減、宣言解除直後の6月(1万7473件)は8%増と動きは小幅だった。

 才村純・東京通信大教授(児童福祉論)は「外出自粛や接触を避ける『新たな生活様式』で、自宅での虐待が潜在化している恐れがある」と指摘している。

 一方、乳幼児健診を受けないなど、安否が分からなかった18歳未満の「所在不明児」は8月時点で16人に上った。うち6人は5年以上前から行方不明で、警察などが行方を調べている。

 厚労省は30日、2018年度に虐待死と確認された18歳未満の子どもが全国で73人(前年度比8人増)に上ったことも明らかにした。無理心中を除いた54人のうち、ネグレクト(育児放棄)が25人で最多で、身体的虐待が23人だった。

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