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織都・桐生マスクで活気 返礼品で市も後押し

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ミス日本代表が世界に発信

桐生織の着物とマスクをつけて動画撮影をする寺内さん(14日、桐生市で)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、高級絹織物の産地として西陣(京都府)と並び称される織都・桐生が、マスクの生産で活気づいている。日本貿易振興機構(ジェトロ)は、今年のミス・インターナショナル日本代表の寺内千穂さんを起用したPR動画を作成し、桐生マスクの品質を世界に発信する。(栗村政伸)

■動画で街もPR

 寺内さんの動画撮影は14日、蔵や商店など明治時代からの街並みが残る桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建エリア)や、ノコギリ屋根工場で行われた。桐生織の和服姿になった寺内さんは、市内の繊維業者が製造した約30種類の布マスクを取り換えながら通りや建物前を歩いた。

 桐生は約1300年前に朝廷へ絹織物を納めた記録が残り、関ヶ原の合戦(1600年)でも徳川側に軍旗に使う大量の織物を献上し、古くから繊維の街としての歴史がある。コロナ禍で、市内の各社はマスク生産に取り組み、市もふるさと納税に対して29種類のマスクから返礼品を選べる事業で後押しする。

わたらせ渓谷鉄道が発売したマスク

 ジェトロはこの動きに着目し、ミス・インターナショナル各国代表をインフルエンサーに起用して、国内各地の産業や産品をSNSで世界にPRする事業に桐生のマスクを採択した。今回撮影した動画は「高崎だるま」編などとともに10月から動画サイト「ユーチューブ」で配信する。

 寺内さんは「肌触りだけでなくデザインにも桐生織の伝統が生かされていてファッションとして世界中に素晴らしさを伝えたい」と話していた。

■わ鉄デザインも わたらせ渓谷鉄道(本社・みどり市)は、桐生織のオリジナルマスクの販売を始めた。スイスで製造されたコットン糸を使い、桐生市内の織物・縫製業者が生地を織って仕上げた。

 マスクには、切符の地紋に使われているイノシシやクマなど沿線に生息する13種類の動物が織り込まれている。色は茶、緑、黄、水、グレーの5色で、M、Lの2サイズを用意した。

 同社は今年7月、トロッコ電車などをデザインした夏用マスク約6700枚を発売したが、鉄道ファンなどに人気が高く完売した。

 同鉄道は新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用客が大きく落ち込んでおり「輸送収入以外の売り上げを伸ばすことで経営改善に努めたい」としている。

 1枚840円(税込み)で相老、大間々、通洞の3駅のほか、ヤフーオンラインショッピングでも購入できる。問い合わせは同鉄道(0277・73・2110)へ。

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