松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
カツオとニンニクの芽のおろし添え…ぴったりの薬味が勢ぞろい
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、カツオをおいしく味わうレシピ「カツオとニンニクの芽のおろし添え」のご紹介です。
給食では、生の状態では提供できないので、このレシピの際には、カツオを油で揚げています。カリカリの衣で、それはそれでおいしいのですが、こちらのアレンジレシピもぜひおすすめしたいと思います。
カツオの下に敷いている白いのはごはん? いいえ、違います。答えはダイコンおろしです。カツオにぴったりの薬味が勢ぞろいしているのです。
まずは、香りがポイントのニンニクの芽です。芽を使用することで、ニンニクの強い香りを主張しすぎず、ちょうど良いバランスでおいしく食べられるからです。ゴマ油でいためることで風味が足され、食材のうま味をより感じられます。
ニンニクの芽は、葉のあとに出るニンニクの花茎です。アリシン、βカロテンを多く含み、緑黄色野菜に分類されます。アリシンには殺菌作用があるので、生のかつおには相性がよいです。
そしてダイコンおろしです。口の中をさっぱりとさせてくれるダイコンおろしには、消化酵素があり、胃腸の働きを整える効果が期待できます。
大葉の香りとショウガも加わり、カツオをおいしく食べる準備は万全です。ポイントはそれぞれの食材を引き立てるバランスです。おいしい大人の給食アレンジレシピを楽しんでください。
[作り方]
(1) ニンニクの芽を3cm幅程度に切る。ダイコンはすりおろしておく。大葉は食べやすい大きさに切る。カツオは刺し身用ならそのまま、柵の場合は刺し身のように切り、他の材料とともにお皿に盛り付ける。
(2) フライパンを中火で加熱し、ゴマ油を入れてニンニクの芽をいため、お皿に盛り付ける。
(3) (2)のゴマ油の残っているフライパンに調味料を入れて、一煮立ち。(1)に調味料をかけて完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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