文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

カツオとニンニクの芽のおろし添え…ぴったりの薬味が勢ぞろい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 小学校栄養士の松丸奨です。今日は、カツオをおいしく味わうレシピ「カツオとニンニクの芽のおろし添え」のご紹介です。

 給食では、生の状態では提供できないので、このレシピの際には、カツオを油で揚げています。カリカリの衣で、それはそれでおいしいのですが、こちらのアレンジレシピもぜひおすすめしたいと思います。

 カツオの下に敷いている白いのはごはん? いいえ、違います。答えはダイコンおろしです。カツオにぴったりの薬味が勢ぞろいしているのです。

 まずは、香りがポイントのニンニクの芽です。芽を使用することで、ニンニクの強い香りを主張しすぎず、ちょうど良いバランスでおいしく食べられるからです。ゴマ油でいためることで風味が足され、食材のうま味をより感じられます。

 ニンニクの芽は、葉のあとに出るニンニクの花茎です。アリシン、βカロテンを多く含み、緑黄色野菜に分類されます。アリシンには殺菌作用があるので、生のかつおには相性がよいです。

 そしてダイコンおろしです。口の中をさっぱりとさせてくれるダイコンおろしには、消化酵素があり、胃腸の働きを整える効果が期待できます。

大葉の香りとショウガも加わり、カツオをおいしく食べる準備は万全です。ポイントはそれぞれの食材を引き立てるバランスです。おいしい大人の給食アレンジレシピを楽しんでください。

[作り方]

(1) ニンニクの芽を3cm幅程度に切る。ダイコンはすりおろしておく。大葉は食べやすい大きさに切る。カツオは刺し身用ならそのまま、柵の場合は刺し身のように切り、他の材料とともにお皿に盛り付ける。

(2) フライパンを中火で加熱し、ゴマ油を入れてニンニクの芽をいため、お皿に盛り付ける。

(3) (2)のゴマ油の残っているフライパンに調味料を入れて、一煮立ち。(1)に調味料をかけて完成。

(レシピ作成 栄養士 松丸奨)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

matsumaru-susumu_prof

松丸奨(まつまる すすむ)

 管理栄養士 栄養教諭 フードコーディネーター

 1983年千葉県生まれ。専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に勤務。2009年より小学校で勤務。給食の献立作成や調理指導、食育の授業などを行っている。2013年には、実際に提供されている給食のおいしさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募総数2266校)で優勝。ドラマでの給食の監修・調理指導など担当。テレビなどのメディア出演も多数。塩分が控えめで、だしや味付け、彩りにこだわったレシピ作りに励んでいる。著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100」(光文社)「ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本」(サンマーク出版)「日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ」(講談社)

Instagram:https://www.instagram.com/matsumaru.susumu/
ブログ:小学校栄養士 松丸 奨のブログ

松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」の一覧を見る

最新記事