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子どもの健康を考える「子なび」

医療・健康・介護のコラム

皮膚のトラブル(1)とびひ感染 広げない対策を

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 肌が敏感な子どもは、季節や成長段階に応じて様々な皮膚のトラブルに悩まされます。大阪医科大の森脇真一教授(58)に正しい対処法を聞きます。(聞き手・東礼奈)

皮膚のトラブル(1)とびひ感染 広げない対策を

 肌を露出して遊ぶ機会が増える暑い季節、クリニックには皮膚感染症の乳幼児が多数来院します。とびひ(伝染性 膿痂疹のうかしん )と水いぼ(伝染性 軟属腫なんぞくしゅ )が代表格です。早期治療と、他にうつさない対策が欠かせません。

 とびひの病原体は黄色ブドウ球菌か溶血性連鎖球菌です。虫刺されや湿疹の き傷から菌が入ってジュクジュクした病変が生じ、そこに触れると自分や他人に広がります。内服と外用の抗菌薬で治療しますが、数日で治らなければ耐性菌の可能性があるので、検査をして抗菌薬を変更する必要があります。

 登校時には病変にガーゼを当てるなど感染を広げない配慮をし、プールは控えてください。予防では、細菌がいる鼻を触らない、爪を切る、手を洗う――などが有効です。

 水いぼは「ポックスウイルス」が原因です。スイミングスクールで感染することが多く、光沢のある直径1、2ミリの白い発疹が多発します。多くは半年から数年で自然に消えるため、治療せず経過を見守ることもあります。ただ、皮膚が乾燥しやすい子は、掻き破って広げないようにかゆみ対策も大切です。

 麻酔テープを使い、発疹を摘み取る治療法もありますが、実際に行うかは保護者と学校の意見や病変の数を基に判断します。登校してプールに入る際は、うつさないようタオルやビート板の共用を避け、プール後は十分にシャワーを浴びてください。

【略歴】
森脇真一(もりわき・しんいち)
 皮膚科専門医。大阪医科大卒。京都大、浜松医科大などを経て2009年から現職。医学博士。

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