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[意思決定]続 私と人生会議<2>病気「受容しなくていい」

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[意思決定]続 私と人生会議<2>病気「受容しなくていい」

病気の「受容」について、繰り返し言葉を交わす靖男さん(左)と佐藤さん(7月)

 武田靖男さん(68)(千葉県浦安市)の3回目の人生会議が、9月10日に決まった。訪問看護ステーション「あゆみ」の佐藤隆太さん(38)は、ホッとした。「病気の受容」という新たな難題に立ち往生している靖男さんが、そこで自分を取り戻せればいいな、と思った。

 5月に開いた前回の人生会議で、靖男さんは、「病気を受け入れている」前提で自分の気持ちの揺れを語った。現実を受け止められていると、誰よりも本人が信じていた。妻の厚子さん(67)は、「いや、違う」と話していたが。

 その後、靖男さんの体調が悪化した。腹水がたまり、足がむくみ、体重は6キロ増えた。よろける。眠れない。錠剤を入れた容器を持つ手が小刻みに震える。薬を床にこぼし、「(僕は)壊れた」とつぶやいた。やれることが減りすぎて、失ったこと、できないことにばかり意識が向かう。

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