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「危ない交差点」ワースト1位、斜めに4本の道路集結…右折時のカーブは鋭角

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道路が複雑に交わる伊賀市の小田交差点

 損害保険会社でつくる日本損害保険協会は、昨年1年間に人身事故が多かった交差点の都道府県別ワースト5をまとめた「全国交通事故多発交差点マップ」を公開した。三重県内では、伊賀市の「小田交差点」と伊勢市の「小木町1交差点」がいずれも5件でワースト1となった。(岩本康佑)

 協会は2008年から、秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせてマップを公表しており、人身事故が多発した交差点の地図や形状、事故の要因、予防策を紹介している。

 協会によると、昨年1年間の県内の人身事故は3647件、死傷者は4763人で、発生場所の44・7%が交差点やその付近だった。歩行中や自転車乗車中の事故で死亡した65歳以上のうち、交差点やその付近での事故で死亡した人の割合は57・1%を占めた。

ワースト3の津市の明神町西交差点

 ワースト1は、伊賀市平野中川原の「小田交差点」と伊勢市小木町の「小木町1交差点」で各5件、ワースト3は鈴鹿市白子の「白子三交差点」、津市久居明神町の「明神町西交差点」、桑名市安永の「安永旧道交差点」で各4件だった。5か所の事故計22件のうち11件は追突事故で、右折事故7件などとなっている。

 伊賀市の小田交差点は、北東から南西方向へ斜めに4本の道路が交わる。東西を走る県道を右折する場合、カーブの角度が鋭角になっている。京都、奈良方面につながり、付近にショッピングモールがあるため、交通量が多い。5件はいずれも軽傷事故で、右折の際、歩行者に気付かなかったことなどが事故の要因になった。

 伊勢市の小木町1交差点は、右折車線を含む4車線道路で幅は広いが、緩やかなカーブを描き、道沿いに店が立ち並んでいることで、注意力が散漫になる場合がある。5件とも軽傷事故で、左折の際、大きく膨らむように進行したことなどが要因。

 そのほかの3か所の交差点も、交通量が多く、渋滞が発生しやすいことなどが事故多発の背景にある。

 協会の担当者は「車を運転していれば、誰もが加害者になり得る。危険な交差点を認識し、緊張感を持って事故防止に努めてほしい」としている。マップの詳細は、協会のホームページ(https://www.sonpo.or.jp/)に掲載している。

 秋の全国交通安全運動では、子どもら歩行者の安全確保や、高齢ドライバーらの安全運転励行、夕暮れ時・夜間の事故防止などが重点となる。

 各警察署は街頭での交通指導などを計画している。各署などは、23日午後8時から24日午前5時までの間の数時間に、国道や県道、高速道路などで、速度違反の一斉取り締まりを実施する。

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