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医療相談室

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リウマチ 症状ないのに薬

 健診で関節リウマチの疑いがあると指摘され、2月にリウマチ科のあるクリニックを受診しました。全く自覚症状はないのですが、2種類の関節リウマチの薬を処方されました。薬を飲み続けたほうがいいですか。(65歳男性)

予防効果なく 飲む必要なし

針谷 正祥 東京女子医大病院 膠原病(こうげんびょう) リウマチ内科教授(東京都新宿区)

 関節リウマチは、免疫系の細胞が自分の関節を誤って攻撃してしまう病気です。6週間以上にわたり関節の腫れや圧痛が続くといった症状と、検査結果を組み合わせて診断します。

 血液検査では、体内での炎症や、「リウマチ因子」や「抗CCP抗体」といった自己抗体の有無を調べます。陽性の人は、陰性の人と比べて関節リウマチになりやすい体質を持っています。しかし、必ず発症するというわけでもありません。

 また、患者の2割は抗体検査をしても陰性です。関節のレントゲン検査で典型的な骨の変化がある方は、それだけで診断がつく場合もあります。

 検査の数値が高く、ご心配のことと思いますが、質問者は関節の自覚症状がないようです。現時点では関節リウマチとは診断されません。内服中の抗リウマチ薬は、関節リウマチの症状を改善しますが、発症を予防する効果はありません。これらの薬剤を使用する必要はないと言えます。

 関節リウマチの真の原因は解明されていませんが、遺伝的要因に加えて、関係する環境要因として喫煙と歯周病があります。喫煙者ならば直ちに禁煙していただき、歯科医を受診し歯周病のチェックを受けましょう。必要ならば早めに歯の治療を開始してください。

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