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マスク外しておしゃべりに夢中、女性従業員ら至近距離に「店も客も対策徹底を」

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 新型コロナウイルスの感染者が茨城県内で初めて確認されてから、17日で半年となる。6月20日以降の感染第2波では、「夜の街」関連の感染が相次いだ。「気が緩んでいた」。県内の店を利用した後に感染が判明した20歳代の男性は当時を振り返り、「店は感染対策を徹底してほしい。客もマスクの着用などを徹底すべきだ」と話した。

 「久しぶりに行くか」。今夏の夜、県内の繁華街で知人と偶然に会い、飲食店を訪れた。軽い気持ちだったという。

 店では酒を飲みながら、女性従業員らと話をした。3人ほどの客が1組と、従業員が2人ほどいるのが見えた。「店内は『密』ではない」と感じた。

 ただ、検温や手指の消毒などを促された記憶はない。「飲み食いが続いたり、しゃべったり、夢中になってしまった」。従業員は至近距離に座っていたが、気にならなかった。来店時に着けていたマスクも、いつの間にか外していた。

 約1週間後、店の従業員や客に感染者が相次いでいることを知った。夜には37・5度の熱が出た。「まずいんじゃないか」。保健所に電話し、PCR検査を受けた。結果は陽性。「どうすればいいのか。悪化するのではないか」。不安になった。

    ◎

 保健所からは入院の準備をするよう求められた。しかし、受け入れ先の病院が決まらない。せきなどの症状もなかったことから自宅療養となった。

 はじめの1週間ほどは毎日、保健所から体調を尋ねる電話が入った。「人に会わないでください」「外出しないでください」。そう指示された。

 数日で熱は下がり、症状はなくなった。「今日は何しようかなと。毎日、同じことの繰り返し」。ストレスがたまった。一人暮らしの自宅で、資格の勉強や筋トレをして過ごした。ペットボトルのお茶や卵など、食料品の買い出しを親に頼み、ドアノブにかけてもらって受け取った。

 2週間が経過し、保健所に連絡を取ると、「体が弱っているから」との理由で、さらに1週間療養するよう指示された。結局、仕事に復帰するまでに計3週間を要した。

    ◎

 店に出入りしていない友人も、同時期に感染した。自分よりも症状が重く、回復までの期間が長引いたと聞いた。「同い年でも症状が違う。自分は軽くて良かったが、重症化したかもしれないと思うと怖い」と語る。

 「店と友人、どちらから(ウイルスが)来たかわからない」。そう前置きしたうえで、「店に行くなら、(従業員らとの)間隔をあけ、極力マスクをつけるべきだ」と強調する。

 「今は羽目を外す気にはなれない。何でも控えるというのも良くないが、対策をちゃんとしていない場所には行きたくない」。感染を経験し、心に決めたという。

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