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ハンセン病入所者389人の遺体、「医学研究」で解剖…熊本の療養所調査

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 国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県合志市)で、1911~65年に死亡した入所者約2400人のうち、少なくとも389人の遺体が「医学研究」の名目で解剖されていたことが、園の調査でわかった。医学的な資料はほぼ残されておらず、園は調査報告書で「不本意な献体を余儀なくされた入所者に申し訳ない。人権を軽視していたとのそしりは免れない」としている。

 解剖されたのは、身元がわかっているだけで計389人。身元が特定できない人を含めると計479人に上った。うち5人は新生児や死産児だった。1936~58年には入所者に対し、「医術研究ノ一助」などとして、死後の解剖を承諾する「解剖願」を提出させていたことも判明した。

 国が有識者らに委託して設置した「ハンセン病問題に関する検証会議」が2005年にまとめた最終報告書によると、解剖は遅くとも1920年頃には始まっていて、全国の半数以上の療養所で80年頃まで死亡したほぼ全員を対象に続いた。

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