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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

接触確認アプリのインストールに迷ったら 判断を助ける「10の視点」

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大阪大学ELSI(エルシー)センターが作成

接触確認アプリをインストールするべきか? 判断するための「10の視点」

 新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触したことが分かるアプリが、日本にも導入された。諸外国で感染対策に効果を上げているとされる一方で、プライバシーの保護などの課題も指摘されている。

 アプリをインストールして利用するかどうかの判断には、どんな点に注目すれば良いのか。大阪大学社会技術共創研究センター(通称ELSIセンター)長の岸本充生(あつお)教授と、同センター招聘(へい)教員の工藤郁子(ふみこ)さんは、利用者目線から考えるチェックリストを作成した。アプリは感染症対策の一つの手段であり、技術単体で考えるのではなく、それを取り囲むシステム全体を考える視点が重要だという。

 日本記者クラブ(東京都千代田区)で8月31日に開かれた記者会見のほか、後日、オンラインで2人に話を聞いた。

アプリの目的は何か、利用は自発的か……

 同センターが作成した「接触確認アプリとELSIに関する10の視点 Ver.1.0~読み比べ編~」(2020年6月18日)の項目は次の通り。

https://elsi.osaka-u.ac.jp/research/443

 1・なんのための技術(アプリ)か、目的を確認する

 2・アプリの利用は自発的なものであることを確認する

 3・通知される「濃厚接触」の意味や精度を知る

 4・アプリにできることと、できないことを把握する

 5・データの使われ方を把握する

 6・データが安全に管理されているか確認する

 7・誰が、どんなデータにアクセスできることになっているのかを知る

 8・アプリを使えない人たちに対する配慮の有無を確認する

 9・自身の「濃厚接触」を知った後、とるべき行動を把握する

 10・第三者がチェックする仕組みがあるか確認する

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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