医療大全
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若くして脳梗塞<5>闘病体験 患者の希望に
脳 梗塞 の後遺症に向き合い続けて6年余りになる福岡市内の「ゆるりさん」(36)は、SNSを活用して若い世代の患者向けに自らの体験を発信している。
2014年3月下旬、職場の飲み会で発病した。1杯目のハイボールに続き、2杯目を飲もうとした時、店内がグルグル回るような感覚に襲われた。アルコールに弱いわけではないのに、これまで経験したことのない強烈な吐き気も押し寄せてきた。
救急車で搬送された病院では「急性アルコール中毒」が疑われ、吐き気止めの点滴を受けた。家に帰された後も、 嘔吐 は止まらなかった。アルコールが原因と思えず、同居する母親に頼み、救急車を呼んだ。別の病院に搬送され、MRI(磁気共鳴画像)検査で、左の小脳の血管が詰まっていることが分かった。
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