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外出自粛で「コロナ太り」の傾向…定期健診結果を分析、飲酒量も増加

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外出自粛で「コロナ太り」の傾向…定期健診結果を分析、飲酒量も増加

 新潟県内で新型コロナウイルス感染拡大の「第1波」が起きた3~5月、外出自粛などが続き、県民の体重が増えるなど健康面の影響が出ていたことが、県労働衛生医学協会(本部・新潟市中央区)が行った人間ドックや定期健診の結果分析でわかった。同協会は「緊急事態宣言によるステイホームが、多くの検査項目に影響を与えていることが確認された」としている。

 同協会が、昨年と今年の3~5月に人間ドックや定期健診を2年連続で受けた5万8640人について、健診などでの質問事項のうち、生活習慣に関する回答を抜き出して分析した。

 「20歳の時の体重から10キロ以上増加した」という質問項目では、男性が前年同期比4・6%増、女性が5・7%増となり、「コロナ太り」の傾向がみられた。

 一方、「歩行程度の身体活動を1日1時間以上実施」は男性が0・6%減、女性が3・7%減、「飲酒を毎日する」は男女ともに2・0%増となり、運動不足と飲酒量増加の傾向も確認された。

 また、4~7月に人間ドックや定期健診を受けた13万4820人と、昨年の同期間の14万8572人について、検査項目の基準値を外れた割合(検査異常率)を比較したところ、4、5月には異常率の増加が顕著だった。

 最高血圧の検査異常率は4月が前年同月比19・3%増、5月が27・9%増、肥満などの指標となるBMIは4月が9・8%増、5月が10・0%増。善玉コレステロールと言われるHDL―Cの検査異常率は4月が20・3%増、5月が18・5%増、肝機能の状態を反映する γガンマ ―GTPは4月が4・4%増、5月が7・0%増などだった。

 検査異常率の増加は、外出自粛による運動不足、飲酒量増加、自粛生活のストレスが重なったことが原因とみられるといい、緊急事態宣言解除後の6、7月には大半の項目で数値に改善傾向がみられた。

 現在も、新しい生活様式の下で徹底した感染予防が求められているが、同協会は「感染予防だけでなく、確実に定期健診などを受けて健康状態を把握してほしい」としている。

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