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コロナ重症患者にステロイド薬推奨…WHOが治療指針

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 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症の重症患者に対し、ステロイド薬の使用を推奨する治療指針を発表した。一方、重症でない患者への使用は、悪影響が出る可能性があると指摘している。

 ステロイド薬については、英国の研究チームが6月、デキサメタゾンを使うと人工呼吸器を装着した重症患者の致死率を下げるとの研究結果を発表した。

 これを受け、WHOの研究者グループが複数の研究報告を分析し、治療指針を2日に発表した。重症患者に対し、デキサメタゾンやヒドロコルチゾンといったステロイド薬を7~10日間使用することを強く推奨している。

 日本では、英国の研究報告を受け、厚生労働省が7月、デキサメタゾンを新型コロナの治療薬として認定し、「診療の手引き」の中に盛り込んだ。

 使用の判断が重症度に応じて分かれることについて、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長は「ステロイド薬は免疫が過剰に働き、炎症などが強く出ている重症患者には有効だ。ただし、免疫を抑えるため、他の感染症にかかるリスクを高める恐れもあり、注意が必要だ」と指摘している。

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