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潰瘍性大腸炎の治療法、コロナ重症化防ぐ可能性…鹿児島大発表

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 鹿児島大は31日、潰瘍性大腸炎などの治療で使われる「 顆粒かりゅう 球・単球吸着除去療法」について、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ可能性があることがわかったと発表した。臨床試験を行い、治療法の確立を目指す。

 同大大学院医歯学総合研究科の金蔵拓郎教授(62)の研究チームが論文をまとめ、7月に感染症に関する国際誌で発表した。

 同大によると、体内に新型コロナウイルスが侵入すると、顆粒球(白血球の一種)などの免疫細胞にスイッチを入れる「サイトカイン」という物質が放出され、ウイルスを攻撃する。サイトカインが過剰に出れば、免疫細胞が必要以上に働き、血栓ができるなど重症化につながる。

 同療法は、医療機器に血液を通し、余分な顆粒球などを取り除くもので、6月、スペインで新型コロナに感染した潰瘍性大腸炎の患者を治療する目的で実施したところ、肺炎の症状が改善されたとの論文が発表された。金蔵教授が過去の症例を調べたところ、過剰なサイトカインが減少することも判明し、新型コロナの重症化を防ぐ可能性があることが確認できたという。

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