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都内 続く猛暑熱中症厳戒 死者100人超大半が室内

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 関東甲信が梅雨明けしたとみられる今月1日以降、都内で厳しい暑さが続いている。都心では35度以上の猛暑日を8日間記録。気温上昇とともに熱中症で救急搬送される人が急増しており、各自治体は住民向けに暑さ対策グッズを無料提供するなど、熱中症への警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、太平洋高気圧が日本列島を覆った影響で、19日の最高気温は八王子市で35・5度、青梅市で35・2度、練馬区で34・7度、都心で34・2度をそれぞれ観測した。20、21日も都内各地で猛暑日となる恐れがあるという。

 気温が上がるにつれて熱中症にかかる人も増加。都心で今夏最高の37・3度を観測した11日には277人、36・5度を観測した17日には339人が搬送されるなど、今月に入ってから計2800人以上が病院に運ばれた。また都監察医務院のまとめでは、2~17日に熱中症で計103人が死亡。うち90人が65歳以上の高齢者だった。ほとんどが自宅など室内で亡くなっており、8割以上がエアコンを使用していなかったという。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に腐心する各自治体は、様々な取り組みを通じて熱中症予防との両立を図っている。

 江戸川区は「今年は特に気を付けたい! これからの熱中症対策」と題した動画を作成し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の区公式チャンネルで公開している。

 動画は約12分間。「外出を控えていた今年は、暑さに体が慣れていないため例年よりも注意が必要」などと警鐘を鳴らし、「適宜マスクをはずす」「こまめに水分補給をする」など、環境省と厚生労働省が公表している熱中症予防のポイントを紹介している。区健康サービス課の小泉京子課長は「冷房をうまく活用しながら、無理をしないことが大切」と話す。

 江東区は、75歳以上の区民約5万7000人に、ひんやりとした感触の「冷感タオル」を郵送で無料配布した。

 例年9月に開催していた敬老イベントが新型コロナの影響で中止になったこともあり、代替の事業として、お年寄りの役に立つものを贈ろうと区長寿応援課が企画した。同課の担当者は「外出を勧めるわけではないが、買い物や通院など外に出る必要がある時に利用してもらえれば」と話す。

 世田谷区は、薬局や接骨院、区施設などに開設した「お休みどころ」237か所に、ペットボトル入りのミネラルウォーター計4万8000本を置き、無料で飲めるようにしている。昨年はウォーターサーバーを置いていたが、ボタンへの接触を避けるため、今年は水の提供方法を変えたという。

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