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コロナ影響「若い血」が足りない…大学が「集団献血」見送り、昨年同期より9000人減

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4~7月の都内の献血者数が必要数を下回った。外出自粛に伴い、企業や大学などが集団献血の受け入れを見送ったことが背景にあるといい、都赤十字血液センターは「積極的に献血に協力してほしい」と呼びかけている。

 都内では、血液中の全成分を提供してもらう「全血献血」の協力者が、月3万人前後必要とされる。しかし、緊急事態宣言が発令された4月の協力者数は2万4414人。5~7月も2万5000人台にとどまった。

 献血者不足の大きな要因は、大学や企業に出向き、献血バスや会議室内などで採血する「集団献血」の相次ぐ中止だ。感染拡大に伴い、企業ではテレワークを導入したり、部外者との接触を減らしたりする動きが広がり、大学も学生の登校を禁止するなどした。このため、集団献血への協力を断られるようになったという。

 4月には、予定していた集団献血269件のうち173件、5月は245件のうち204件が中止に追い込まれた。特に、大学では4~6月、献血バス約140台分の派遣が全て中止となり、都内の大学生の全血献血協力者は昨年同期より9000人以上減った。同センターは代替策として、官公庁に集団献血の受け入れを依頼したり、駅前や商業施設などに出向いて献血を呼びかけたりしているが、必要な献血者数に届いていない。

 不足分は他県からの献血で補っており、輸血体制に支障は出ていないが、献血で得られた血液から作る血液製剤の大部分は有効期間が短く、継続的な献血者の確保が不可欠だという。同センターの担当者は「集団献血をしたことがない企業や団体も積極的に受け入れを検討してほしい」と訴えている。

 都内各地に常設されている献血ルームや、献血バスの運行スケジュールなどの情報は、同センターのホームページ(https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/tokyo/)に掲載されている。

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