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医療相談室

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副甲状腺機能亢進症 薬は?

 3年前、血液検査で「副甲状腺機能 亢進こうしん 症」が見つかりました。自覚症状はありませんが、薬を飲み、副甲状腺ホルモン(PTH)は正常値まで下がりました。現在も薬を飲んでいますが、いつまで続ける必要がありますか。(72歳女性)

中止で高Ca血症 再発も

大桑恵子 伊藤病院外科医長(東京都渋谷区)

 副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺からホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム(Ca)濃度が必要以上に高くなることで起こります。頭痛や胸焼け、吐き気といった症状が表れ、イライラしたり、疲れやすくなったりします。骨粗しょう症や尿路結石も引き起こします。数千人に1人の割合で見つかり、特に中高年の女性に多い病気です。

 副甲状腺そのものに原因がある場合は「原発性」、腎不全など副甲状腺以外の原因で起こる場合は「二次性」と呼び区別しています。

 原発性は、副甲状腺が腫れて大きくなっている場所が分かれば、手術で摘出します。最近は、症状のない段階でも健診で分かるケースも増えていますが、高カルシウム血症や、腎機能の低下、骨密度の低下がある場合、また若い人には手術をお勧めします。

 手術後の再発や高齢などの理由で手術が難しい時には、飲み薬で治療します。副甲状腺ホルモンの分泌を抑制する薬や、骨粗しょう症治療薬が使われますが、根本的な治療ではありません。服薬をやめると、再び高カルシウム血症になることが予想され、薬を飲み続けることは必要です。

 手術をせずに薬で様子を見る場合は、骨密度を低下させるリスクがあるため、定期的な検査が勧められます。かかりつけの医師によくご相談ください。

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