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国内の新規感染者1444人、島根で高校生ら92人感染…6日連続1000人超
国内では9日、新型コロナウイルスの感染者が38都道府県と空港検疫で計1444人確認された。このうち、島根県では私立高校の生徒を中心に92人の感染が判明した。国内の1日当たりの感染者が1000人を超えたのは6日連続で、死者は千葉や石川県などで5人だった。
島根県と松江市によると、県内の感染者はこれまで31人で、約3倍の感染者が1日で確認されたことになる。
92人のうち、86人が私立立正大淞南高(全校生徒約330人)のサッカー部の生徒だった。このうち80人が寮生活を送っていたという。部に関係する教員2人の感染も確認された。
前日の8日、部員の生徒1人の陽性が判明し、濃厚接触者ら149人のPCR検査を行っていた。市はクラスター(感染集団)が発生したとみて、10日も検査を進める方針。
東京都内では331人の感染が判明した。3日ぶりに1日当たり400人を下回ったものの、300人以上は4日連続で高止まりの状態が続く。
入院患者は、記録上(5月12日以降)で最多となった前日より92人増えて1601人に達し、連日の記録更新となった。重症者は2人減って23人だった。331人のうち、20~30歳代の若年層が212人と6割強を占めた。感染経路不明は3分の2に上った。
石川県では、1日当たり最多となる22人の感染がわかった。このうち13人は、7月30日に県内の飲食店で開かれたカラオケ大会の参加者やその濃厚接触者だという。沖縄県も最多の159人で、累計の感染者数は1000人を超えた。