石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
愛し合っているのに破綻する夫婦がいます…その原因は?
自分の思いを貫こうとすれば…
妻の場合は、そうした傾向が子どもに向かうと、干渉しすぎる母親となり、子どもの精神面に影響することがあります。「あなたのことを思って、私はこんなにがまんしているのよ!」が、よく使われる言葉です。
夫が妻に対して、同じようなフレーズを言う場合もあります。その気遣いが相手にはプレッシャーとなっていることに気が付いていないのです。
こうした夫婦の場合、少し距離を置き、お互いが自由に生きていけるような方法が見つかれば、関係が改善することが多いようです。憎みあっているわけではないので、修正すればうまくいく可能性が高いのです。
しかし、自分の思いを貫こうとする気持ちが強すぎると、互いに気を使っているのにもかかわらず破綻に至るケースもあります。同じ努力をするなら、相手が納得するような効率のよい方法を選んだほうが、お互いに得だと思います。(石蔵文信 大阪大学招へい教授)
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