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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

愛し合っているのに破綻する夫婦がいます…その原因は?

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 私の外来に相談に来られるご夫婦の中には、お互いに相手のことを強く思っている方がいらっしゃいます。どちらも相手のことを思って努力しているのに、その思いが通じないことでイライラし、悩みに発展しています。

家族を守る意識が強すぎる夫

愛し合っているのに破綻する夫婦がいます…その原因は?

 しっかり仕事をして家族に経済的な心配をさせないことが一番大切だと思っている男性は少なくありません。浮気をするわけではなく、毎晩飲み歩くわけではなく、土日はギャンブルをするわけでもない、いたって真面目な夫です。そういう夫は、「俺が妻子を守る」とか「養っている」との意識も強いようです。

 あまりにも「家族を守る」という意識が強いために、妻や子どもの行動を極端に制限する場合もあります。妻が仕事をしたいと言い出しても、「経済的に心配はさせないから大丈夫」と言って思いとどまらせたり、子どもがいろんなことにチャレンジしたいと言っても、「危ないから、もう少し大きくなってからにしなさい」と諭したり。悪気はないのですが、知らず知らずのうちに妻や子どもに制約を加えてしまうタイプが少なからずいます。

突然切れる「がまん強い妻」

 妻も、夫が一生懸命働いているので、面と向かって文句は言えません。しかし、いろいろなことをやりたいのに夫に止められると、ストレスが徐々にたまってきます。このようながまん強い妻は、「夫や子どものため、必死に家事や子育てをしてきたのに、夫は理解してくれない」と、突然切れたりします。このようなご夫婦の場合は、お互いに相手のことを気遣いしすぎ、そして干渉しすぎるために、大きなトラブルに発展するようです。

 一番の問題は、相手を思いやる気持ちを口には出さず、勝手に「相手も自分を理解してくれているはずだ」と思い込むことです。「自分が頑張っているので、相手も不満はないだろう」と考えてしまいます。こうしたケースは男性によくありがちですが、“良妻賢母”の妻にも当てはまることがあります。

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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