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ダイヤモンド・プリンセス<4>隔離の方法 適切だったか

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 ようやく陸地を踏みしめた。2週間余りの隔離生活を経て、長野県の小柳剛さん(73)と妻は2月20日午前、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下りた。だが、解放されたうれしさより不安のほうが大きかった。「このままで大丈夫なのか」

 前日深夜、横浜検疫所長名の上陸許可証を渡された。「陰性」と「上陸後は、日常の生活に戻ることができます」の文字が並ぶ。横浜駅までのバスは、運転席と客席を透明なビニールシートで遮断していた。「私たちは危険なのか」。自分でも、感染していない確信は持てずにいた。

 疑わずにいられない理由はいくつもある。例えば、食事の配達。当初はラップもかけずむき出しで、狭い廊下をワゴンで運ばれてきた。乗員は手袋とマスクをしていたが、感染者でないとは限らない。健康維持のため交代で1時間、デッキで散歩した時は、周囲に他の乗客も大勢いた。

 PCR検査を受けた時期も引っかかった。防護服姿の検疫官が、のどの奥を綿棒でこすって検体をとったのは15日。下船の5日前だ。

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