町田忍の昭和回想
健康・ダイエット・エクササイズ
バタバタと 走る三輪 愛らしい
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
オート三輪
昭和33年のある日、我が家にテレビがやってきた。うれしくて表に出ると、このかわいいオート三輪の荷台にテレビが積んであった。当時、街中を、オート三輪がバタバタというエンジン音をたて、忙しそうに走り回っていた。戦後の復興期、まだ自動車が高価だった時代、オートバイに毛の生えたようなオート三輪は、大いに重宝がられた。たまに急カーブで転んでしまっても、すぐに起こして平気で走った。近所の工務店のおじさんに頼んで一度、運転させてもらったことがあったが、底が丸見えで、とても怖かったのを覚えているな。でも、デザインは今見ても、とっても斬新でかわいらしい。
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