文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

医療・健康・介護のニュース・解説

糖質・脂質多い食品の広告規制へ…英で肥満対策、コロナ重症化リスク低減も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 【ロンドン=広瀬誠】英政府は27日、医療費の増大につながる国民の肥満への対策として、太りやすい食品の広告や販売促進策への規制に乗り出すと発表した。新型コロナウイルスに感染した場合の重症化リスクを低減する狙いもある。近く必要な法案を議会に提出する。

 発表によると、新たな対策では、糖質や脂質、塩分を多く含む食品について「一つ買ったらもう一つが無料」などの販売促進策を規制し、午後9時以前のテレビやインターネット広告を禁止する。大手チェーンの飲食店や持ち帰り販売の店に対しては、食事のカロリー表示を義務化する。菓子類やファストフードなどが対象になるとみられる。

 政府系の統計調査機関によると、英イングランドではBMI(体格指数)が30以上の「肥満」の人は2018年は28%に達し、過去25年で倍増した。

 肥満の人は新型コロナウイルスに感染した場合、そうでない人より重症化リスクが高いとされている。スコットランド以外の地域を対象とした英民間研究機関の調査によると、BMI40超の「病的な肥満」は国民全体では2・9%だが、今月23日までに治療を受けた新型コロナウイルスの重症患者の中では7・9%に上った。

 自身も感染して4月に一時入院したジョンソン首相は27日、英紙エクスプレス(電子版)への寄稿で「痩せたいと長年思いつつ苦労してきた。私自身の感染を経て、肥満でないことの重要性を理解した」と肥満対策の必要性を語った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事