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#今年の夏対策(中)肌トラブル避けるには

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肌のトラブルについて話す伊藤さん

 「マスクは綿がいいですか」「汗で蒸れてしまう」――。

 福岡市・天神で6月中旬に開かれた医療セミナーでは、講師を務めた皮膚科医の伊藤さおり・よつばの杜クリニック院長に、参加者からマスクに関する質問が相次いだ。

 「マスクが原因の肌トラブルに悩む患者さんが増えています」と伊藤さん。マスクとの摩擦や蒸れによって、肌に湿疹やかぶれ、ニキビなどができやすくなるそうだ。

 マスクに限らず、肌トラブルの大半は皮膚のバリア機能の乱れが原因。バリア機能が正常に働く健康な肌は、アレルゲンや細菌などの侵入を防ぎ、肌に必要な水分を保つ。ところが、マスクとの摩擦で肌が擦れたり、蒸れで肌がふやけたりすると、バリア機能が崩れ、水分が蒸発しやすくなって乾燥し、雑菌なども侵入しやすくなる。

 肌トラブルを避けるにはできるだけマスクを着けない方がいいが、「新しい生活様式」ではそうもいかない。仕事などで外せない人は、擦れやすい不織布マスクよりも、綿や絹など天然素材の布マスクを選ぶと刺激が少ない。マスクと肌の間にガーゼを挟んで擦れを防ぎ、ガーゼをこまめに交換して清潔さを保つといいそうだ。

 日頃から、健やかな肌を保つことも大切だ。伊藤さんが呼びかけるのは「日焼けをしない、乾燥させない、こすらない」の3点。外出時には日焼け止めや帽子、日傘などで日差しから肌を守り、こまめに化粧水などで保湿する。顔を洗う際は肌をごしごしこすることは避け、タオルで拭くときも優しくそっと水分を取るようにする。

 伊藤さんは「『老化の8割は紫外線』と言われており、夏の日焼け対策は特に重要です。保湿などのお手入れも怠らず、健康な肌を保ってほしい」と話す。

肌トラブルを防ぐポイント

  • 日焼けしない  外出時は日焼け止め、日傘、帽子などで日差しから肌を守る
  • 乾燥させない  洗顔や入浴の後の肌は乾燥しやすいので、化粧水などで速やかに保湿。洗顔しすぎは乾燥につながるので1日1~2回程度に
  • こすらない  洗顔時は肌をごしごしこすらず、洗顔料などを泡立てて優しく洗ってから、タオルをそっと押し当てるようにして水気を取る。マスクで肌が擦れる人は、天然素材の布マスクがおすすめ
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