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【PR】専門医がオンライン対談 女性に多い手指の不調、対処法を紹介

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 50~60代を中心とした女性に多い、手や指が「痛む」「腫れる」「しびれる」などの症状。放っておくと関節の変形につながることもあるといいます。「使いすぎ」「年のせい」と思い込んで我慢してしまう方も少なくないようですが、その原因には、女性ホルモンの低下が関係していることがわかりはじめています。8月10日の「手(ハンド)の日」を前に、2人の専門医がオンラインスペシャル対談を実施。不調の発症メカニズムや対処法などについて語ってくれました。

平田仁医師(左)と平瀬雄一医師(右)

更年期、妊娠授乳期に顕著

――女性に多いといわれる手指の不調には、どういうものがあるのでしょうか。

平田 最も多いのが指の腱鞘けんしょう炎で、次に多いのが手首の腱鞘炎です。こうした症状が出る場合には、指先にしびれが出ることも多いです。腱鞘炎は、手指を効果的に動かすために大切な「腱鞘」というトンネル状の組織と、その内部を通る腱がこすれるために起きます。強い摩擦によって腱や腱鞘が腫れて、痛みが生じるのです。しびれは多くの場合、腱のまわりの組織が腫れて神経を圧迫して引き起こされます。指のつけ根や手首など、自由に動かせるところは、その分、障害も起きやすいといえます。

手の不調は関節の変形につながることも。早めに対処したい

平瀬 ほかに、関節の炎症から生じる「変形性関節症」があります。腱鞘炎とは別の病気と考えられていましたが、変形性関節症の方の中に腱鞘炎を長く患っている方が高い確率でいる事実から、関連性が明らかになってきました。腱と腱鞘との摩擦が大きくなってくると関節が強く引っ張られ、関節に強い負担がかかります。その状態が長く続くことで、次第に関節の軟骨が痛み、「変形」が引き起こされるのです。

――なぜ女性に多いのでしょう。

平瀬 実際には男女差はあまりないのですが、女性は男性に比べ痛みが出やすく、腫れやすいという特徴があります。女性は更年期(閉経の前後10年間)以降と妊娠授乳期の方に多くみられます。両者には年齢差がありますが、共通点としてエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの量が減少していることがあげられます。エストロゲンは、生殖や子育てを行う上で欠かせないものですが、様々な形で全身の健康に関与しています。腱などの腫れを抑える働きもその一つといわれています。

――生活にも影響しますね。

オンラインスペシャル対談中の平田医師と平瀬医師

平瀬 痛みのせいで、洗濯ばさみをつまむ、フライパンを持つ、ビンのフタを開けるといった、家事につきものの動作が難しくなります。

平田 神経が麻痺まひして指先の繊細な感覚が失われることが要因のケースもありますね。

平瀬 手のしびれや痛みのせいで不眠に悩まされる方もいます。寝ている間は血の巡りが悪くなって、腱が腫れやすくなるためです。変形が進むと見た目を気にして、人前に出るのをためらうようになる方も多いですね。

放っておくと「変形」につながることも

――症状はどのように進行するのでしょうか。

平瀬 まず腫れや痛み、しびれを自覚します。最初のうちは症状が出る時と出ない時がありますが、やがて常時表れるようになり、さらに神経の麻痺が進むと感覚が鈍くなり、筋肉の萎縮いしゅくへと進行していきます。こうした症状に対し適切な処置をしないまま何年も放置していると変形が生じます。最初の症状から変形にいたるまでは、平均7年くらいというデータもありますが、早めに対処することをおすすめします。

――症状が悪化しているのに、「使いすぎ」「年のせい」などと思いこんで、我慢してしまう方も少なくありません。

平瀬 病院でそのように診断されてしまうケースもあるようですが、「使いすぎ」でいえば、日本人のほとんどが右利きですから、不調が出るなら右手ばかりになるはずです。しかし実際には違います。指の関節症で一番多いのは、通常あまり使わない薬指です。また、手指の不調が急速に進行するのは50~60代が多く、80代を超えて新たな不調が出てくるということもないので、「年のせい」というのもおかしいですね。

――病院ではどのような治療を行いますか。

平田 装具の使用が効果を発揮します。日常の手の使い方を指導して症状の悪化を防ぐのです。薬は症状に応じて、副作用にも配慮しながら種類やタイミングを見極めて処方します。手はデリケートな構造なので、治療には微妙なさじ加減が必要です。

平瀬 腱・神経・血管といった組織が、小さなところに集中しているのが「手」という部位。治療には特殊な技術が求められますので気になる方は早めに「手の外科」の専門医を受診すると良いでしょう。全国に約1000人いて、日本手外科学会のWebサイトで簡単に検索することができます。

注目される大豆由来の成分「エクオール」

――病院に行く以前に自分でできることはありますか。

平瀬 先ほどもお話ししたように、エストロゲンの量の減少が手指の不調に影響しているらしい。そこでエストロゲンを補充することが予防につながると考えられています。注目されているのがエクオールという成分。エクオールは大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内で代謝されるときに産生されるもので、エストロゲンとよく似た働きをします。手指の不調を抱えている方がエクオール10mg含有のサプリメントを毎日摂取したところ、3か月後に6割ほどの方に機能や痛みの改善がみられたというデータがあります。注意が必要なのは、大豆を食べればエクオールを摂取できるとはかぎらないこと。というのも、腸内でエクオールを産生できる人とできない人がいるからです。エクオールを産生できるのはアングロサクソン系の3割に比べ、日本人は5割くらいと比較的多いですが、食生活の変化から、今後その割合は減少していく可能性が否定できません。自分がエクオールを腸内で産生できるかどうかを尿で簡単に調べられる検査キットが、インターネットや薬局で購入できますので、まず自分がどういう体質なのかを把握しておくとよいでしょう。また、家族歴の有無も見逃せません。お母さんやおばあちゃんなどの手指に変形がある方は、そうでない方より発症のリスクが高いとの報告もあります。

平田 手指の不調は早い方で40代くらいから表れます。違和感を覚えたら、エクオールを含むサプリメントの摂取や、専門医の受診など、早めの対処を心がけていただければと思います。

(プロフィル)

平田仁医師
名古屋大学大学院医学系研究科 手の外科学 教授
日本手外科学会理事長

ひらた・ひとし 三重大学医学部卒業。2003年三重大学医学部助教授。2005年より現職。名古屋大学医学部附属病院手の外科科長。同大学予防早期医療創成センター教授、日本マイクロサージャリー学会理事。

平瀬雄一医師
四谷メディカルキューブ
手の外科・マイクロサージャリーセンター センター長

ひらせ・ゆういち 東京慈恵会医科大学卒業。米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学後、東京慈恵会医大柏病院形成外科医長、埼玉成恵会病院形成外科部長などを経て、2010年より現職。日本手外科学会専門医。

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