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#今年の夏対策(上)マスク着用 熱中症に注意

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 例年、梅雨明け頃から熱中症の搬送患者が急増する。新型コロナウイルスへの対策が求められる今年の夏は、一層の注意が必要だ。

 「マスクでリスクが高まります」

 服部益治・兵庫医科大特別 招聘しょうへい 教授はそう強調する。服部教授は、熱中症予防に取り組む医師らでつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」の委員長。「新しい生活様式」で迎える夏に、危機感を強めている。

 熱中症は、暑さで体温の調整機能がうまく働かなくなって生じる体調不良の総称。めまいや吐き気のほか、重症になると、意識がなくなったり、けいれんが起きたりして、命にかかわることもある。

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 服部教授によると、マスクを着けると、体に熱がこもりやすくなる。口の渇きを感じにくく、水分不足に気付きにくい。人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場所では、マスクを外すことも大切だ。服部教授は「周囲に人がいる場所でも、1時間に1回程度は人のいない所に移るなどしてマスクを外し、深呼吸や水分補給をして」と話す。

 外出自粛もリスクを高める要因の一つ。運動不足で汗をかく機会が少ないと、暑くなってもうまく汗をかけず、体温調整ができなくなる恐れがあるという。熱中症予防の啓発を行う福岡市環境保全課の後藤隆久課長は「軽い運動や入浴などで発汗し、酷暑に備えることが大切」と説明する。

 予防に役立つのが「暑さ指数」だ。気温や湿度、放射熱を組み合わせた指標で、単位は「度」だが気温とは異なり、25度以上28度未満で「警戒」、28度以上31度未満で「厳重警戒」、31度以上は「危険」となる。

 環境省は、公式サイトに暑さ指数の実況や予測を掲載。地域情報を提供する自治体も多く、福岡市は防災メールやLINE(ライン)でも通知している。

 後藤課長は「暑さ指数を外出や水分補給の参考にして、例年以上に警戒してほしい」と呼びかけていた。

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