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がん死に至る前のどこで病変を見つけるか?

寺田次郎 関西医大放射線科不名誉享受

癌の足場になる微小環境の議論があって、よくある体質改善の神格化に繋がりがちですね。
癌の転移も、原発巣が大きくなって破片がそのまま転移を起こすのか、悪性化するほどに転移しやすくなるのか、それ以外のなんらかがあるのかは文中にあるようにまだ研究中です。
重要なのは白黒はっきりつけ過ぎない物言いではないかと思います。
理由は例外事項は弱っている人には輝いて見えるからです。

癌の個性を生み出すのは、人間の個性、遺伝子の個性、生活環境の個性、科学の不確実性、その他諸々で、全ての癌が必ずしもセオリーに従ってくれるわけではないですが、多くの癌は早期発見し、原発巣や転移巣に主に標準治療やその亜型を用いてダメージを与えることで、多くの場合進行を遅らせることができます。
一方で、治療手段が局所や全身に与える影響はプラスだけではなく、まれに自然に消えるものやその他の例外も存在します。

ですが、多くの場合、早期発見に努め、癌や一般的な物事の学習、生活の整理などを進めたうえで、各種治療や無治療での経過観察などのオプションを持つことが多くの人にとってベターながん治療だというのは間違いないと思います。
これからの時代、相手が医師でも一方的に押し付けるように感じられたら不快に思われる患者さんもおられるでしょう。

新型コロナの状況下での運用は大変ですが、遠隔転移やリンパ節転移から原発巣がみつかることもあり、CTやMRIあるいは核医学検査のシステマチックな運用の重要性は増しているのではないかと思います。
目に見えると素人でもわかりやすいですから。

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