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「大阪モデル」3要件すべて上回る…通天閣に「黄信号」点灯

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「大阪モデル」3要件すべて上回る…通天閣に「黄信号」点灯

黄色に点灯した通天閣(12日夜、大阪市浪速区で)=近藤誠撮影

 大阪府は12日、新たに32人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。自粛要請・解除の独自基準「大阪モデル」に基づき、府民らに警戒を呼びかける「黄信号」を点灯した。

 夜の繁華街に滞在した若者から中高年に感染が広がる恐れがあるとして、府は改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、感染防止策が取られていない店の利用自粛を呼びかけた。

 府によると、32人は未就学児から70歳代で、全員が軽症か無症状。このうち、21人の感染経路が分かっていないという。年代別では、30歳代以下が21人で、40歳代以上が11人だった。

 大阪モデルでは、〈1〉感染経路不明者が前週に比べて2倍以上(直近7日間の平均)〈2〉経路不明者が10人以上(同)〈3〉新規陽性者が直近7日間で120人以上かつ後半3日間で半数以上――の三つ全てを満たすと黄信号が点灯する。

 12日に〈1〉が2・16倍、〈2〉が13・29人、〈3〉が142人と全てが上回り、午後8時から、通天閣(大阪市)と万博記念公園の太陽の塔(吹田市)が黄色に照らされた。

 府内の感染者は計2027人となり、東京に次いで2000人を突破した。

 6月中旬以降、若者の感染が目立っていたが、そこから40歳代以上に広がっている可能性があるといい、12日には、20歳代の男性から60歳代の同居家族に感染したとみられるケースも確認された。

 府は同日、対策本部会議を開き、感染防止策が取られていない店などの利用を、7月末まで自粛するよう呼びかけることなどを決めた。その後も継続するかは感染拡大状況により判断する。

 吉村洋文知事は会議終了後、記者団に「唾液が飛び交う環境を避けてほしい。特に夜の繁華街に関係する人には感染拡大防止策を徹底してもらいたい」と呼びかけた。

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