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「アビガン」明確な有効性は確認できず…臨床研究でウイルス消失しやすい傾向

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 新型コロナウイルスの感染者に新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を投与し、効果を確かめる臨床研究について、藤田医科大(愛知県)は10日、ウイルスが消失しやすい傾向は見られたが、明確な有効性は確認できなかったと発表した。

 研究には、全国47医療機関から無症状と軽症の患者が参加。最初からアビガンを飲んだ36人と、6日目以降に飲み始めた33人について、PCR検査で陰性になった時期などを分析した。

 6日目までの時点で比較すると、最初から飲んだ人は66・7%、6日目以降に遅れて飲み始めた人も56・1%の人が陰性となった。最初から飲んだ人の方が、熱が早く下がる傾向も見られた。だが、いずれも統計学的な有意差はなかった。

 アビガンは、製造元の富士フイルム富山化学(東京)が、新型コロナウイルス感染症の治療薬としての承認を目指し、治験を実施している。

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