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接待伴う店で女性従業員1人が感染…2日後には新たに19人感染

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新たな感染者について発表する鹿児島市の職員

 鹿児島市の飲食店で新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生したとみられる問題で、鹿児島県と同市は3日、新たにこの店の関係者ら19人の感染を発表した。接待を伴う店での感染拡大に、大きな衝撃が広がった。

 クラスターが発生したとみられるのは、船津町の「NEWおだまLee男爵」。1日に女性従業員1人の感染が発覚。2日には男性従業員7人の陽性が確認された。

 同市は午後5時半から、記者会見を開き、同市に住む女性客(40歳代)の陽性が確認されたことを明らかにした。女性客は、6月27日に同店に友人数人と来店し、2時間半ほど滞在。感染者発生を知り、2日、市の帰国者・接触者相談センターに連絡した。

 その後、午後7時半から三反園知事が記者会見を開き、この店の関係者ら18人の感染を発表した。

 三反園知事は「コロナの感染者が県内全域になり、非常に厳しい」とし、「今回は一つの店で広がった。県民は過度な不安を持つことなく、新しい生活様式をとりいれて今まで通りの生活をしてほしい」と述べた。感染が拡大した要因については「専門家によると、感染をさせる力が強い人がいた。店利用者は速やかな報告をしてほしい」とした。

 県は宿泊券給付など新型コロナウイルス関連の経済対策事業を進めているが、「週明けにも専門家と協議してどう対応するか改めて検討したい」と話した。

 感染症に詳しい西順一郎・鹿児島大教授は「感染者の人数が多く、その所在も県内各所に及んでおり、大規模なクラスターが発生したとみられる。今後は、重篤化しやすい持病のある人や高齢者らに感染が広がらないよう、改めて行政と業界は対策を徹底するべきだ」と指摘している。

 市は、「個人情報は厳守する」とした上で、6月13~29日に同店を利用した人に対し、同センター(099・216・1517)への連絡を呼びかけている。受け付けは午前8時半~午後5時15分。

 一方、「夜の街」の関係者からも驚きの声が上がった。鹿児島市の繁華街・天文館のナイトクラブに勤めるホステスらでつくる「水商売を守る会かごしま」の会長(32)は「感染防止に努めてきたが感染者が発生し非常に残念だ」と話した。同会メンバーでホステスの女性(28)は「お客様は減ることになるだろう。店舗の経営が継続できるか不安だ」と話した。

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