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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

スマホで“遺言”作り!?

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7月から利用しやすくなる「自筆証書遺言」

 一昨年から、約40年ぶりの民法(相続法)改正が段階的に行われています。以前、コラムで紹介した 配偶者居住権の創設 など、法律は、私たちの生活にフィットするよう変化していく「生き物」のような存在です。大切なことは、そういった動きの気配を「知っておくこと」だと思います。

 たとえば、この7月から、自筆証書遺言を法務局に預けることができるようになりました。要は、国として、遺言書の作成を促そうという狙いです。

 「自筆証書遺言は、これまで自宅や弁護士事務所などで保管されていました。自宅で保管されていた場合は、紛失や改ざんの心配がありました。また、弁護士事務所などで保管される場合は、管理コストがかかりました。法務局に遺言書を預けることができるようになると、紛失や改ざんの心配が減ったり、管理コストが削減されたりするので、自筆証書遺言がこれまで以上に一般化されると考えられています」(司法書士・神田義明さん)

法的効力はないけれど…

 そうは言っても、自筆証書遺言を書くのは一苦労です。そこの前段階、いわば「遺言」に必要な項目を知っておくのに、「タイムカプセル」はアリかもしれません。

 注意しなければいけないのは、「タイムカプセル」自体は法的な効力を持つ「遺言書」ではないことです。運営元の株式会社ユニクエスト(大阪市西区)の広報担当者・佐藤寛子さんは、「『タイムカプセル』で使っている『遺言』とは、自身の最期に向けての意思を残すという意味です。あくまでも、作成した方の希望やメッセージを大切な人に伝え、残された人たちが困らないようにする手助けの一つとしてご利用いただければと思います」と、言っています。

 こうした民間サービスなどの話題をきっかけに、この夏ゆっくり、親子で将来の話ができるといいですね! (楢戸ひかる マネーライター)

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楢戸 ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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