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40代から備えよう「老後のお金」 楢戸ひかる

医療・健康・介護のコラム

スマホで“遺言”作り!?

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 「40代」と「遺言」の距離感は、どれくらいでしょうか? 「親と話をしたいけれど、話を切り出すきっかけが見つけられない」あたりなのでは? LINEで遺言を作るサービスがあると聞き、ちょっとのぞいてみました。

スマホで“遺言”作り!?

イラスト:赤田咲子

85%の人が「作っておきたい」

 「終活」という言葉は、市民権を得た気がします。けれども、終活はあくまで「物のお片付け」など身辺整理のイメージです。今回のテーマである「遺言」は、「残された人に自分の意思を残しておくこと」で、その必要性を感じている人は85%いるものの、実際に行動に移している人は15%との調査報告があります。(※1)

 そりゃあ、そうですよね。終活ならともかく、こと遺言となると、いきなりハードルが上がります。「何から始めたらいいかわからない」「忙しくて考える時間がない」「この先、状況が変わるかもしれない」など、一歩踏み出せない人が多そうです。

※1 2019年5月インターネット調査/ユニクエスト調べ。

トーク感覚で書いてみた

 そこで、最近、耳にした「LINEで遺言を作るサービス」について取材してみました。そのサービスは「タイムカプセル」といい、費用は無料とのこと。友人とLINE交換をするのと同じ要領でQRコードを読み取り、トーク感覚で、聞かれた質問に回答していきます。

 質問される項目は、全部で九つ。「プロフィール」「資産」「身の回りのこと」「健康」「告知・延命」「葬儀・納骨」「自分史」「夢」「大切な人へメッセージ」。途中で手を止めても、大丈夫です。データは保存され、それぞれの質問に自分がどれくらい回答したのか、円グラフで示されます。

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楢戸 ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

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