文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

医療・健康・介護のニュース・解説

コロナ治療薬候補、既存の数十種類有望…スパコン「富岳」で計算

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 理化学研究所と京都大は3日、世界最高の計算速度を誇るスーパーコンピューター「 富岳ふがく 」を使った計算で、新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補となる既存薬が数十種類見つかったと発表した。細胞内でウイルスの増殖を抑える可能性があり、今後、製薬会社や研究者と協力し、治験などについて検討する方針。

 理研副プログラムディレクターを務める奥野恭史・京大教授らは、抗ウイルス薬や抗がん剤など2128種類の薬を対象に、ウイルスの増殖に関係するたんぱく質に結合し、その働きを妨げるかを、富岳で計算して予測した。その結果、数十種類の薬が有望と判明した。

 このうち12種類は、海外で新型コロナウイルスの感染者に投与して効果などを確かめる研究が進んでいる。理研は、富岳とは別に、細胞を使った実験でも薬の効果を検証するという。

 富岳は理研と富士通が共同で開発。2021年度に本格稼働する予定だが、今年4月から新型コロナ対策として、治療薬候補の探索や 飛沫ひまつ の飛散予測など5テーマで先行研究が行われている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事