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新・のぶさんのペイシェント・カフェ 鈴木信行

医療・健康・介護のコラム

毎日を日常として送れる奇跡に感謝

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 ここは、ある下町にあるという架空のカフェ。オーナーののぶさんのいれるコーヒーの香りに誘われ、今日もすてきなゲストが訪れて、話が弾んでいるようだ。(ゲストとの対話を、上下2回に分けてお届けします)

宿野部武志(しゅくのべ・たけし)さん

【今月のゲスト】
宿野部武志(しゅくのべ・たけし)さん

 1968年生まれ。(一社)ピーペック代表理事、(一社)ペイシェントフッド代表理事。腎臓病患者向け ウェブサイト 「じんラボ」 所長。3歳の時に慢性腎炎を発症。18歳から透析導入。透析歴33年。14年勤めたソニーを退職し、社会福祉士の資格を取得後、起業。「病気があっても大丈夫」と言える社会の実現に向けて奔走中。

腎臓の病気がある宿野部武志さん(上)

 「いつものコーヒーでいいですか?」

 私は、カウンターのいつもの席に座った宿野部武志さんに声をかけた。

 「あ、はい」

 私と同年代。彼が私のこのカフェに通い始めて8年ほどになる。いつもおしゃれな服装でお越しになるすてきなおじさまである。

 彼は、腎臓病・透析に関わる人のために活動している一般社団法人ペイシェントフッドの代表理事。彼自身が、透析を受けている患者であり、様々な情報を発信されているそうだ。

 今日はカフェに他の客がいないこともあり、色々と聞いてみることにした。

 「そもそも腎臓って、どんな働きをしているんですか?」

 私は二分脊椎症という病気を持っている。腎臓にも気を配らねばならないのだが、腎臓そのもののことが、いま一つわかっていない。

 宿野部さんは、笑顔で教えてくれる。 

 腎臓はおなかの背中側に左右一つずつある。ちょうど握りこぶしぐらいの大きさで、血液中の老廃物をおしっことして排せつする働きがある。塩分やカリウムなどの電解質と呼ばれる物質の濃度を調整したり、体内の水分量を一定に保ったりするほか、ホルモンをつくるなどの働きもあるという。

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鈴木信行(すずき・のぶゆき)

患医ねっと代表。1969年、神奈川県生まれ。生まれつき二分脊椎の障害があり、20歳で精巣がんを発症、24歳で再発(寛解)。46歳の時には甲状腺がんを発症した。第一製薬(現・第一三共)の研究所に13年間勤務した後、退職。2011年に患医ねっとを設立し、より良い医療の実現を目指して患者と医療者をつなぐ活動に取り組んでいる。著書に「医者・病院・薬局 失敗しない選び方・考え方」(さくら舎)など。


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