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医療・健康・介護のコラム

『スポーツ医学検定公式テキスト 2級・3級 改訂版』 一般社団法人日本スポーツ医学検定機構著

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『スポーツ医学検定公式テキスト 2級・3級 改訂版』 一般社団法人日本スポーツ医学検定機構著

 スポーツにケガはつきもの――。人間の体に負荷をかける行為である以上、ある程度、それは正しい。

 宿命的ともいえるケガや故障を予防し、早期の競技復帰、競技力を向上させるための知識などを問う「スポーツ医学検定」が、2017年から春と秋の年2回、東京、大阪、札幌、福岡など、国内9か所で実施されている( https://spomed.or.jp/ )。本書はその公式テキストとして、運動に伴う全身の構造、ケガや故障別の原因と対処、復帰のためのリハビリ、さらにスポーツ医学全般などが、豊富なイラストや図表などを使って、わかりやすくまとめられている。

 たとえば、「スポーツのケガ・故障の知識」の章は、 頚髄(けいずい) 損傷、椎間板ヘルニア、 捻挫(ねんざ)脱臼(だっきゅう) など、スポーツで起こりやすいケガはもちろんのこと、野球やテニスによる肘の故障、バレーやバスケ、陸上などのジャンプで発症する膝の痛みなど、症状別の原因、治療法、リハビリ法、予防法までが一気に理解できるように構成されている。

 また、「スポーツ医学全般の知識」の章では、「スポーツと栄養」「熱中症」などに加え、「女性」「成長期」「障がい者」「中高年者」など、カテゴリー別に知っておきたい知識をコンパクトに解説している。

 スポーツを行う意味や理由は十人十色。ただし、ケガを減らすことはもちろん、万が一、故障が発生したときには適切に対応し、ダメージを最小限に抑えることが、スポーツにかかわるすべての人に共通する課題であり、共有したい思いでもある。指導者に限らず、スポーツ医学検定は受けないアスリート本人、保護者らも身につけておきたい「知恵」を詰め込んだ一冊だ。

 

 筆者の一人、スポーツドクターの大関信武さんは、現在、ヨミドクターでコラム「 スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす 」を連載中。

 (東洋館 1900円、税別)

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